10. 足首の捻挫 9歳女の子
主 訴:右足首の捻挫
身長:130㎝
体重:28kg
経 過
運動場で走っていて、前のめりに転んで右足首を負傷。整形外科でレントゲン検査は異常なし。靭帯損傷と診断され、湿布を処方される。10日経ってもあまり変化がないため、当院へ来院。
鍼灸治療
1回目(1日目)
湿布のし過ぎで右足全体が冷えていました(患部は青紫色)。足をついて歩くのは無理の状態。患部に鍼灸治療をし、そのあと、小さい鍼を入れて、テーピングをしました。患者さんには湿布のかわりにアイシングを勧め、お灸も指導しました。
2回目(2日目)一部分は少し楽になり、ある部分は変化なし。
3回目(5日目)足をついて歩くというよりも足をつけて滑るように動く感じで移動。
4回目〜6回目(6日目~9日目)徐々に良くなり6回目には目立った痛みは無くなりました。お家でアイシングとお灸を続けてしてもらい暫くは様子見という事で。
7回目(16日目)久しぶりに来院。歩いたり、つま先立ちは痛みなし。ジャンプしたときの着地は少し痛みがあるような感じとの事。殆ど問題がないので、あとはお家でお灸とアイシングをしてもらう事で終了しました。その後の報告があり、問題がないという事でした。良かった、良かった。
調針灸室では
湿布はなるべく控えてもらっています。その代わりにアイシングを指導しています。
理由は湿布をし続けると血行が悪くなり、回復が遅れることがよくあるからです。アイシングは炎症を抑え、その後、血行を良くするので回復が早くなります。