鎮痛効果:月経痛(生理痛)3

月経痛の鍼灸治療:

基本のツボに、それぞれの原因にあった施術をします。ただ原因は単独ではなく混合で出る事も多いです。 

そして、痛みを放置していくと最終的には瘀血(おけつ)も加わりますので、瘀血を取り除く施術も加えます。

基本のツボは 三陰交(さんいんこう) です。

場所は内くるぶしの一番高いところから上へ3寸(人差し指〜小指の第2関節の幅)。
骨の後ろ側にとります。※写真に使われている鍼は 中国針 です。 

1. ストレス→気が滞るので気を流す施術をします。もちろんストレスの原因の改善も必要です。
2. 冷え→暖める施術。お灸を使います。
3. 熱→熱を取り去る施術をします。
4. 外傷→その部位の改善を基本とします。
5. 虚弱体質→胃腸を整えたり、生まれつきの体質の改善を 図ります。

鍼灸治療を受ける方は20〜30代前半の方が多いですね。時間のない方は耳ツボや皮・円内針(とても小さな鍼)といった小道具を利用します。耳つぼも皮・円皮針も数日間、体に貼ります。入浴も大丈夫ですが引っ掛けないようにしてください。

以前、介護のお仕事をしていた20代後半の方は夜勤があったりで、なかなか鍼灸治療に来れなかったので、耳ツボと皮内針を併用したら、一度の施術で月経痛の痛みは殆どなかったのですが、やはり根本的な原因に対しての鍼灸治療をしていないので毎月、施術を受けにきていました。

鍼灸治療の効果は
機能的な月経痛に対してはかなりの効果があります。器質的な月経痛は機能的なものより効果は落ちます。