37. 脳挫傷:20代女性
中国留学での体験
20才ぐらい女性が交通事故に遭い、脳挫傷による遷延性意識障害(植物状態)で治療を受けに見えました。
毎日、家族の方が板に布団ごと彼女を乗せて病室に運んできていました。最初は針を打っても動じなかったのですが暫くすると痛い顔をするようになり、 その後、痛みのせいなのか泣くようになりました。
そのうち認識ができるようになったようで、 鍼を打つ前に 嫌がるそぶりをしたり泣くようになりました。
治療を開始して3、4ヶ月後〜
家族に付き添われているけれども自分の足で歩いて治療を受けるまで回復しました。
私の実家近でも2軒の交通事故があり、それぞれ脳挫傷で入院するもそのまま植物状態で一人は2年ほどで、もう一人は4年ぐらいで亡なった方がいます。
日本では鍼灸治療というと整形外科疾患(腰痛、肩こり)ばかりが目立ちますが、中国では先ほどの例をはじめ、あらゆる分野でも活用されています。