通便作用:原因とツボ

便秘:

 通便作用とは便の通りを良くする作用の事です。つまり、『便秘』に効くという事になります。

 便秘の原因は大きく分けて4つです。
①熱がこもっている場合
②気のめぐりが滞っている場合
③冷えによる場合
④腸の働きが弱い場合

 私が鍼灸治療する場合どのタイプの便秘にも効く、共通のツボとそれぞれの原因に対してのツボを使います。

 共通に効くツボは[天枢(てんすう)と大腸兪(ゆ)]です。

 天枢の位置は へそから指3本分(人差し指から薬指)左右方向ところ。
 大腸兪は骨盤の上のラインの中央から左右方向へ指2本分(人・中指)。
 
 おもしろいことに大腸兪は歩く時に筋肉がよく動く(刺激する)場所です。ですから、ハイキングなどでよく歩いたあと便通が良くなる人もいます。
 よく歩くことは便通を良くするっということにつながるのですね。