20. 四十肩(肩関節周囲炎) 40代女性
経 過
3ヶ月前、仕事で左手を酷使し始めてから左肩が痛み出す。その頃に重い物を持った瞬間左肩に激痛が走る。それ以降徐々に痛くなり肩が上がらなくなる。
接骨院で治療を受けるがそれほど効果がない。
施 術
左肩周囲の血行をよくし、肩の癒着もあったので、整体も加えました。
癒着がひどい場合は鍼と整体を組み合わせると効果が上がります。
週に2~3回ほどの間隔で来院、
計14回ほどで8割ほど改善しました。
結 語
最初の重いものを持って痛めたときにすぐに施術をしていれば早ければ5、6回ほどで改善していると思います。
癒着が始まっている場合はなかなか厄介です。痛みがなくなっても肩の可動が悪いまま残っている場合も多いです。
肩の動きが悪いと肩が凝ったり頭痛がしたり顎のかみ合わせが悪くなったりと弊害が出ることがあります。
通常四十肩(五十肩)は毎日施術して一ヶ月で7、8割改善します。早い方はほぼ改善します。毎日は無理な方には週に2~3回を勧めています。良くなってくると週に1回の間隔でいいと思います。
また暖かい時期の方が効果が上がりますし、悪化しにくいです。五十肩の原因として多いのは『肩の酷使』と『手をつく』ことです。肩を酷使したと思ったら肩周りのストレッチをするのも予防策になります。
手をついた場合も軽くストレッチをするのはいいと思いますが、痛みがあるようであればそのときに鍼灸治療を受けるといいと思います。
五十肩になる前触れとして肩に違和感を感じます、肩の違和感としてはだるくて重い、何かの瞬間にキヤッとするなどです。
そのまま治まって行く場合もありますが、なかなか治まらず悪化していると感じたら、すぐに鍼灸治療を受けることをお勧めします。