鎮痛効果:五十肩
肩関節周囲炎:四十肩、五十肩
正しい名前は肩関節周囲炎です。また凍結肩とも言われるように固まったように動かせない状態が特徴です。
最初はだるくて重い感じから始まり、そのうち動かすと痛かったり、腕の重みで肩が痛くて辛いなどという感じに変化していきます。
きっかけは様々で、一般的には使いすぎだったり、更年期に入ってホルモンバラスの崩れが原因と言われていますが、鍼灸を受けにくるくらい辛い人は、痛くなる一年くらい前に軽く肩に衝撃を受けた経験のある人、数ヶ月前に肩を痛めたがそのうちなんとなく気にならなくなっていた人が多いです。
例えば、転んで手をついたり、手に持っていた書類が落ちそうになった時に無理な体勢になって捻ったり、日常的に肩を下にして寝ていたりなどです。
そしてこの多くの方が、大体骨盤が悪い傾向にあります。
鍼灸治療する場合は、毎日か一日おきで大体一ヶ月くらいで7割前後楽になります。肩関節自体が癒着して、なかなか動かない場合は整体も併用して施術していきます。本人が一日の痛みが楽になってきたら、週に一度の間隔に切り替えます。
施術方針は局所の施術を中心にします。鍼灸治療時間は大体15〜30分くらいで、整体が必要な場合は追加で5〜15分くらい必要になると思います。その後、置き針やテーピングをします。
肩の痛みで夜も眠れない方は大体三回くらいの施術で夜の痛みは改善されると思います。早い方だと一回で夜の痛みはなくなる場合もあります。
自分で対処する場合
ご自身で対処する場合は痛み始めの急性期はあまり動かさない・負担をかけないようにして、熱感がある場合はアイシング(保冷剤や氷で患部へ直接15分くらい冷やす)をして、慢性期になったら温めながら無理にでもストレッチのように動かすといいです。
動かす際の注意点としては肩に負担をかけるような動かし方(筋トレのような錘をつけた動かし方)はかえって悪化する原因になるのでやめてください。