鎮痛効果:月経痛(生理痛)1
東洋医学では:
痛みは『気血の流れが悪いと起こる』と考えられています。そのことを『不通即痛(ふつうそくつう)』といいます。
→通じなければ、痛みがでますよっていう意味です。
その他に『栄養不足から痛みが起こる』という考えもあります。そのことを『不栄即痛』(ふえいそくつう)といいます。
→栄養が届かなければ、痛みがでますよっていう意味です。
その中で今日は 月経痛 についてお話しします。
東洋医学では、だいたい月経痛の原因は4~5種類に分類されます。
① ストレスから来るもの
② 冷えから来るもの
③ 熱から来るもの
④ 外傷から来るもの
⑤ 虚弱体質から来るもの
この中で月経痛の痛みが強いのは⑤以外です。
⑤以外は月経が来る時(月経前半)に痛みが強いのが特徴です。
⑤はその逆で月経の終わりごろ(月経後半)に痛みがでてきます。
臨床では来院されるかたの多くは⑤以外のかたです。やはり痛みが強いからではないでしょうか。